『っ……』 「話は以上ですか?私、忙しいんで。失礼します。」 あーあ。 あほらし。 私の貴重なプライベートタイム返せよ。 小島さんに背を向けた瞬間だった。 『俺を――っ…馬鹿にすんじゃねぇーっ!!』 「っ!?きゃっ――」 ゴツッ 肩を掴まれて、勢いよく壁に突き飛ばされた。 いっ…た――っ 頭を勢いよく打って、血が出てるんじゃないかって不安になる。 目の前にいる小島さんはいつもの小島さんじゃない。 この人、危険だ―― 脳内が、必死に危険信号を送ってた。