取り敢えず…相談するか。
秀美にでも。
どうせ暇してんだろうし。
そう思った私は、すぐにリダイヤルボタンを押した。
『――はい…。』
「もしもし、秀美?」
案の定、コールして2回目で電話に出た秀美。
秀美の声がいつもより低く感じた。
『も~茉子~!二日酔いだよ~…!!』
「…いつものことでしょ。私もあんたのおかげで二日酔いよ。」
『えへっ、そうだっけ?』
でも、すぐに秀美の声はいつも通り高くなる。
本当に二日酔いしてんのか?と疑ってしまう。
『それで?またまた今日は何の御用?』
「んー…新しく隣に来た人なんだけどね?」
『何何!?極度のイケメン!?』
「・・・。」
どうして人は、すぐに異性の美貌の話を聞きたがるのだろうか。
確かにイケメンだけど・・・

