「狸寝入りなんてずるい」
「目が覚めたら春香が俺に
チューしてくれてただけ」
「そこはわたしに気つかって
そのまま寝ててよ…」
「だってさ、春香からのお誘い
無視するわけにはいかないでしょ?」
「さ、誘ってなんか…!!」
わたしはただ武くんに
申し訳ないなって
思ってしたわけであって、
断じて誘ってなどおりません!!
「俺、寂しかったなー
春香ってばまた1人で
先に寝ちゃうんだもん」
う゛っ、そこを突かれると痛い…
「いつもがんばってって
言ってるのに、自分満足
したらそれでいんだもんねー
春香は。」
わたしだってがんばってるよ!?
でもどーしても意識が
遠のいてしまいましてですね、
「俺が不完全燃焼でも
1人で虚しくシてても
可哀想なんて思わないんでしょ?」
思ってますとも!
心の中で土下座してます!
でもわたしが悪いんじゃなくて
その、上手すぎる武くんが
いけないんじゃないかと
思ったりもしないことはなく…
ぎゃー!!
思い出しただけでも恥ずかしい!
とにかく恥ずかしい!

