あの女が泊ることになったのは俺の部屋の隣。




 この前杏里が荷物だけ置いていたところだ。





「部屋隣とかマジねぇ…。鍵付きで良かった」



 入ってこれないように鍵を閉めた。





 風呂だけ行って戻ってくると、俺がいない間に部屋に入ってきてた。







「なんでいるんだよ…出てけ」

「え~、それより琉君って綺麗好きなの?」

「関係ないだろ」



 俺は奴の手を掴んで部屋をださせた。




 すぐに鍵を閉めてベッドに入った。





 最悪…。





 杏里のシャンプーの匂いがしてたベッドはあいつの香水臭いにおいになった。





 一度ベッドから起き上がって消臭剤を振りまいた。





 気持ち悪くて寝れない。