「やっ…」

「琉君から離れろよ!!」



 数人がかりで手をだされちゃどうしようもない。




 今までの傷にさらに追加されていく。





 せっかく琉が誤解を解いてくれたのに…。





 私はこの学校でやっていけるのだろうか。





「やめ…ッ」

「抵抗すんなよ!!」

「やめてっ!!!」



 今まで出したこともない大きな声が出た。





 自分でもびっくりするくらい大きな声。






 同時に意識が遠ざかっていった。