オムライスは本当においしかった。



「じゃあ次はタオルとかシャンプーとか買いに行くから」

「うん」


 
 お昼ご飯までごちそうになった。




 大きな百貨店に行って日用品をそろえた。





「荷物多いな…」

「うん…、琉重いでしょ。私持つよ?」



 明らかに私より多い量を持ってる。




 だけど琉は持たせてくれない。




「なんでー…」

「重いから」

「だから持つってば」

「…重いって分かってて持たせるわけにいかねぇだろ…」




 困ったような顔をした琉は言う。




 あ、今…胸がきゅうっとした。