おばあちゃんが亡くなってから、私はすぐに準備に取りかかった。




 おばあちゃんが必要なものは全部、準備や手続きをしてくれてあった。





「おばあちゃん…ありがとう」




 男がパチンコに行っている間に家を出た。





 電車やバスなどたくさん乗り換えてやっと着いた手配したアパート。





「…結構ぼろぼろ…」



 でも、贅沢は言ってられない。





 私のバイト料で払える場所を探してくれたんだ。






 高校はおばあちゃんの知り合いが理事長をしている高校だ。





 制服や必要な教科書とかは理事長からのプレゼント。






 有難い話だ。