「ていうか西野君と遊ぶの?」

「え…あ、うん!」


 水着探しを手伝ってもらった後、喫茶店に入ってお茶をした。



「それってデートだよね?」

「………え?」

「いや、なんでそんな驚くの?」

「デート…なの?」




 私が聞くと当り前でしょって言う感じで頷く真弥。




 デート…なのかな。



 そう考えると急に恥ずかしくなっちゃって…。





「杏ちゃん顔真っ赤だよ~? そんなに西野君気になっちゃう?」

「え…違う違う!!」



 あくまで琉の好きは友達でしょ?



 このキューっと締め付けられるのだって友達だから。





 そう考えなきゃきっと琉を困らせてしまう。