溺愛男子


俺はベッドに入りながら思った。



「…嫌ってるなら俺と新婚とか想像しねぇよな……?」



 恐怖症だったとしても…俺は本当に別として考えられているなら嬉しい。





 杏と結婚なんて幸せすぎるだろう?





 毎日あの笑顔を見れる。



 一番近くにいれる。



 一番の理解者でいれる。


 守ってやれる。




 なんて幸せだ。




「…声、聞きてぇな」



 今、無性に聞きたい杏の声だって望めばすぐに聞けるんだ。




 もっと距離を縮められるんだ。