琉と約束してるんだけどな…。
そう思いながらも先輩だから断りづらかった。
「すぐ帰るかもしれないですよ?」
「全然いいの! 数合わせさえしてくれれば」
同じ時間帯に上がりだった先輩に引きつられて近くの居酒屋に入った。
ケータイを開くとメールが1件きてた。
「琉からだ…」
メールを開くと『俺のことは心配しなくていいから、安心して頑張ってこい』って。
何が安心できるのよ。
そんな感じだったけど、店員さんに案内された部屋に入る。
「あ、来た来た!!」
部屋に入ると既に集まっていたメンバー。
学校で何度かすれ違った覚えのある先輩や大学生っぽい先輩まで幅広い。

