私とアイツの、ことごとく甘くてしょっぱくって
苦くて辛い話はここから始まる。





「馬渕~~!!大丈夫か~~!!」
ウザい担任の藤田。

コイツがウザかった訳ではない。

先生という存在がウザいのだ。


私は正直、運動神経は良くないし

学力だってギリギリの上らへんだ。


そんな私が体育大会なんてものに燃えるわけでもないし

先生っていう生き物がいる学校すら嫌いだった。























アイツに出会う前まではね。