「実は……。」

最後の方は我慢できなくなってたくさん泣いた。

「そんなことがあったの。気づかなくてごめんね。辛かったよね。たった1人で我慢して偉かったね。」


相談したことで心が軽くなった。

「華恋。その男の子を見返すためにイメチェンしてみない?」

「イメチェン?」

「そう。明日から夏休みでしょ?だから始業式までにすごく可愛くなってみんなをビックリさせるの。いいアイディアでしょ?」

お姉ちゃんはウインクした。

「でも、出来るかな?」

「大丈夫。だって私の妹だもん。」

「そっか。あたし頑張る。」