愛する人のそばで

学校の門をくぐると
沢山の生徒がこっちを見る。


また 遅刻かよ...
いい加減だよな


て 思いながら見てるんだろうね。



「ちょっと!梨乃!あれ見て!」


「ん~??」



優子の指の先では
女の子が いじめられてる。


薄暗く ひんやりとした 靴箱で
同じクラスの 亜紀 が。



「あれって亜紀だよねぇ」



誰も助けようとはしない。



「てめぇキモいんだよっ」


罵声を 浴びせられながら
亜紀は5.6人の女子に 殴られ
蹴られ いじめられていた。



「ちょっとヤバくない?」


優子がボソッと呟く。



「ほっとけばいいぢゃん」


あたしは優子に そう言うと
靴を履き替え いじめてる
集団の間をガツガツと歩いた。