陸は再度愛理を見つめ ちょっと待っててろと言い去って行った。 …いつもの陸じゃない 立ち去った陸の方を見つめる。 少し目を細めるとそこにはミカエルの瞳が佇んでいた。 『主、私が力を使い過ぎてしまい申し訳ありませんでした。私は……私は』 うなだれるミカエルを愛理はふっと笑った。