「愛理様と麻衣様は今お休みになられておられます」 「そうか、……わかった。」 扉を開けようとする陸に外で背をもたれかけていた空が言う。 後ろに翔と遼をつれて歩く。 多分翔はこの温室に入ったことは初めてだろう。 不思議そうに翔は温室を眺める。 「行くぞ。」 翔は麻衣を陸は愛理を抱き上げ二人はそれぞれ返って行った。