それから光とは口をきかなかった。
だってすっごくムカついたから…。おまえなんて
ブスなんだから調子に乗るなと
言われたようなそんな絶望感でガッカリした。


だから俺にも惚れんなよ


って言いたいのかい……。
光だって夢にも私が光に恋をしてるなんて
思ってもいないだろうけど
そんなハッキリ否定しなくてもいいじゃん。

そりゃ…学校にうようよいるギャルたちよりも
ずっとずっと劣ってるのだって知ってるし
足だって太いし…あごにニキビできたし…
だけど無理とか言わなくてもいいじゃない。

「琴子 信之介風呂入れろよ。
汗かいてるぞ。」

正直お腹がいっぱいで耐えられない。

「俺 部屋に行ってもいい?宿題あんだよね。」

「え ダメだよ。
信之介あがったらこまるもん。」

「じゃあ もう入れろよ。」

「ふえ・・・めんどくさいな・・・・。
ってあれどうやって連れてくるの?」

「琴子が体洗い終わったら連れて行くけど?」

「だって…裸でしょ?私・・・。」

「大丈夫 全然興味ないから。」

「は?」

「いいから 早く行けよ!!!」

光にキレられて仕方なく風呂に向かった。