朝 私の上を光が超えて行ったのをなんとなく覚えてる。

私は緊張のあまり なかなか寝付けなかった。
そのうち光の寝息が聞こえてきて 
光が眠ったことを知ってホッとした。

緊張した……。
男の人と一緒に寝るなんて……
それもその人を好きなんだから ついてるのかついてないのか

そんなことを考えていたら
眠れなくなってしまった。
下側になっている手が痛くなって上を向くと
光の顔がそばにあって ビックリした。


規則正しい寝息

寝てるよね・・・・・。
そう慎重に確認しながら 光の寝顔を
盗み見した。


あ~~ほんとにめっちゃカッコいい・・・・。
それをこんな至近距離で……。

キャーキャー騒いでる女たちが知ったら
八つ裂きにされるだろうな。


「信之介にほんとに似てる。」

思わず声を出した。
信之介もこんな顔になるんだろうか。

ねぇ…好きになっちゃった……。
ルール違反?

だけど…もうこの想いは止められない。

光の顔の近くまでゆっくりと顔を近づけた。


好き 

好き


大好き

心の中が絶叫している。