家族☆ごっこ★

部屋に入って明かりをつけるとベットの中に
なぜかもう 光と信之介が眠っている。

「ちょ…何で ここ私のベットでしょう…。」

光を揺らすけど

「う~~~ん…。」と寝ぼけ声

それに信之介は壁側に寝ていて
この順番で行けば 光が真ん中になってしまう。

「場所違うじゃん…。」

「ん?いいじゃん…。もう信之介寝てるし…。」

光は私に背中を向けて 布団をあげた。

「だって……。」
さすがにちょっとこれはまずいだろ?

「何もしないよ……。するわけないじゃん。」

頭にきて思わず背中をたたいた。

「いてっ…。」

仕方がないから背中を向けてベットに入った。

「めっちゃ…隙間あいてて寒くないか?」

光が言う。

「寒いよ バカ。」

でもこの隙間がないと 私は一睡もできない気がする。

「近寄らないでよ。」

「わかってるけど 寒いだろ。」


すーすー隙間風
今日はなぜだかすごく風が冷たい気がする。