「あんたはあの先輩の言ったことが正しいと思ってる?」

「そんなことはないけど先輩っていうのは
ある意味暴君だからな。ある程度はみんな耐えるよ。
それが先輩後輩ってもんだし。」

「は?じゃあさ あれがあんただったら?どう?」

「耐えるしかない。腹立ってもそれが部活だよ。」

「いや~な世界なんだ。部活って。」

光が肉を頬張った。

「社会生活を学ぶためのもんさ。
上司の言う事は間違ってても絶対だろ。
上手く合わせて影でベロ出せばいいんだって。」

「あんたって・・・なんか冷たい男なんだ。」

「冷たいって…仕方ないじゃん。
先輩は絶対・・・・ある意味あきらめるしかない。
来年にはあそこにいるのは俺らだし・・・・。」

「ああいう先輩にはなりたくないって思わないの?」

「ならねーよ。少なくても俺は絶対的レギュラーだしね。」

私は頭に来て
光の肉をとりあげて口に頬張った。

「な…何すんだよ!!」

「あんたにはわかんないのよ。
いじめられたりバカにされたりするってこと。
何でもできて何でも持ってるうらやましいわ。
肉くらいでブツブツ言うな。」

私は急いで自分の肉も頬張った。

「うわ…めっちゃひくわ…。」


光のバカたれが!!!