家族☆ごっこ★

やっと赤ちゃんをベットにおいた。

腕がプルプルしてる。

「は~~~ぁ~~。」

「あんたの部屋に案内するよ。」

「部屋って。何で?ここに住むの?」

「あんたのとうさんが一緒に住むって言ったら
おじさん大喜びだったらしいよ。」

リビングの中のらせん階段を上がって
つき当たりの部屋のドアを開けた。

「うっひょ~なんで?」

見慣れた鞄や 私の荷物が置かれていたけど
家具は立派な机に憧れのドレッサーに
クローゼット

それからお姫さまが寝起きするような
大きなベット。

「あんたが学校行ってる間に
引越し屋が入って荷物だけ運びこんだ。
後は自分で片づけてや。」

夢なのか・・・・・
ドッキリカメラなのか・・・・

カメラを思わず探していた。


「カメラないしね。
あとで弁護士来るから説明受けて。
じゃ ママ・・・早く片付けてよろしくぅ~~。」


イケメンは部屋を出ていった。


「いったいどうなってんのぉぉ~~!?」
足をバタつかせた。