家族☆ごっこ★

その子は仲間を見つけて自慢しに輪に入って行った。

ゴミ箱の存在は?

仕方がないからゴミ箱を持って
教室に戻った。

バックを持って教室を出ると美鈴に会った。

「帰るの?」

「うん。美鈴はこれから部活?」

「今日はフットサル来てるからないの。
向こう側の体育館が使えない日はこっちでやるから
そんときはうちらは中止なんだ。」

「そうなの。」

「彼氏を待ってるの。今日一緒に帰る約束だから。」

「うらやましいね~。」

「うふふ・・・中学からずっと付き合ってるの。」
美鈴が頬を赤らめた。

「聞いた聞いた~~すごい うらやまし~。」

「部活終わるまで待ってなくっちゃ。」

「何部?」

「フットサル・・・・。」

「あ さっきすれ違った。」

「こっち側からは数人しか入れないっていう部。
だからなんかね 肩身が狭いらしい。」

「それって差別されてるってこと?」

「ある意味ね~。
うちの彼氏は特進コース落ちちゃったの。
だからある程度は頭はいいんだよね。
だけど 親友がいるからまだいいみたい。」

「差別されるって何か許せないよね。」

私もどっちかというとそういう差別を
受けてきた人生だった。

そういうの一番ムカつく。