家族☆ごっこ★

ゴミ捨てをしていると 一緒に掃除当番をしていた子が

「キャ~~来た来た~~。」と飛び跳ねた。

「え?何が来たの?」

「精鋭軍団 部活しにきたのよ。」

精鋭?

向こう側から色とりどりのTシャツを着た
五人の塊が歩いてきた。

その中にいる光を見つけるのは簡単だった。

やっぱあの中でも 光は違う。

「フットサル部だよ。」

知ってる・・・・。


一瞬 光と目が合った。


でも光は顔色一つ変えないで私をガン見している。

な・・・何よ・・・。
そりゃ他人だって言われたけど
少しか優しい顔してくれても・・・。

仕方ないから目をそらした。


団体さんは 今日の学校での出来事を話ながら
私の横をする抜ける。


光も何もみなかった顔をして行ってしまった。


「見た?めっちゃかっこいいでしょ?」

「気取ってる・・・・。」

思わずムッとしてしまった。