家族☆ごっこ★

恥ずかしくて だけど
この時を待ち続けていた興奮で
体中に電気が走るように 光の行為に
反応した。

「めっちゃ可愛い。」

光はそう言うと何度もキスをしてくれた。

「恥ずかしいから……。」

「ずっとこの日を待ってた……。
琴子の全部を知る18歳の誕生日……。」

「ガッカリしないでね。」

「するわけないよ。
こんなに欲しいもの限界まで我慢したことない。
何でも琴子は初めてで 俺にとっては一番だよ。」

「嬉しい……。」

「行くよ・・・・。」

「うん……。」


いよいよ光と一つになる時が来た。
無我夢中でしがみつく

やっぱり痛かったけど
でもその痛みは一度だけのもの

その一度だけの痛みを大好きな人に
捧げられる

「幸せ・・・・・。」

何かが音を立てて・・・・・
それからはもう痛くなかった・・・・・。


後は光を感じながら一つになった喜びに
自然と涙が流れ落ちる。

「愛してるよ。」

光はその涙にキスをした。