家族☆ごっこ★

「いいじゃん!!それ!!
琴子が考えた空間に暮らすなんて
めっちゃカッコいいじゃん。」

「そう思ってくれる?」

「うん 思うよ。
琴子がその勉強してる間に俺は
土台となる家を建てるために
一生懸命働くから・・・・・。
なんか楽しみになってきたぞ。」


「こんなおっきな家じゃなくていいの。
家族がちょうどよく暮らせる家
なんかとっても楽しみになってきた。」

「お互い頑張ろうな。」

「うん。
二人で一つの夢を叶えるために
頑張るってなんて素敵なんだろ。」


私は感動しまくっていた。
まだまだその道は遠いのに・・・・。


「まずは…進路だろ?」


「あはは そうだった~~~。」

光の肩に頭を乗せた。

「大好きよ 光。」

「俺もだよ。」


いつものように甘い甘いキス……。
光と一緒にいれる
幸せで温かい空間を……
私の手でつくりあげるんだ……。

「俺の夢は 日本中の人達が
平和に暮らして笑顔で家族の待つ家に
帰ってもらう事……
そしてそんな俺を琴子が笑顔で
出迎えてくれること……。」

今度は私からキスをした。

「大好き…大好きだよ。」