「今のままが一番幸せなんだって思うと
前には進めない。
今まで俺たちは兄妹のように暮らしてきて
お互いの恋人のことも何でも知っていて…
いとこっていう踏み込みずらい環境が
苦しくあり 楽しくもあり……。」
「輝紗貴は 先輩のこと好きだと思います。」
「好きって男女の好きじゃないだろ?
輝紗貴は兄のように慕ってるだけだよ。
光もおかしなこと言ってさ 輝紗貴を悲しませて…。」
「光が身をひいたのは 先輩と輝紗貴には
他人が踏み込めない何かを感じたからです。
光が可哀そう……。
もっと先輩がしっかりしてたら……
先輩のように両親の愛や生活に恵まれ育った人間ばかりじゃないわ。
光が輝紗貴をあきらめなきゃならなかった
その気持ちをわかってほしいのに
先輩はいつまでも腰ぬけだから輝紗貴に
想いを伝えれない。」
「あのさ…ここちゃん
言葉きつすぎだよ。」
「いわなきゃ 響かないじゃない!?
勇気を出し合った私と光が言ってるの。
先輩も輝紗貴に…もっと本当の心を見せてあげてよ。」
はがゆかった。
先輩が躊躇する気持ちは理解できた。
「卒業まで時間がないのに
輝紗貴の複雑な想いは先輩が手を引いてあげないと
解決できない。
輝紗貴は焦ってるのに……
病気で苦しんで…そして先輩は輝紗貴を置いて
遠いとこに行こうとしてる…可哀そうだよ。」
輝紗貴の気持ちを考えると涙が出た。
前には進めない。
今まで俺たちは兄妹のように暮らしてきて
お互いの恋人のことも何でも知っていて…
いとこっていう踏み込みずらい環境が
苦しくあり 楽しくもあり……。」
「輝紗貴は 先輩のこと好きだと思います。」
「好きって男女の好きじゃないだろ?
輝紗貴は兄のように慕ってるだけだよ。
光もおかしなこと言ってさ 輝紗貴を悲しませて…。」
「光が身をひいたのは 先輩と輝紗貴には
他人が踏み込めない何かを感じたからです。
光が可哀そう……。
もっと先輩がしっかりしてたら……
先輩のように両親の愛や生活に恵まれ育った人間ばかりじゃないわ。
光が輝紗貴をあきらめなきゃならなかった
その気持ちをわかってほしいのに
先輩はいつまでも腰ぬけだから輝紗貴に
想いを伝えれない。」
「あのさ…ここちゃん
言葉きつすぎだよ。」
「いわなきゃ 響かないじゃない!?
勇気を出し合った私と光が言ってるの。
先輩も輝紗貴に…もっと本当の心を見せてあげてよ。」
はがゆかった。
先輩が躊躇する気持ちは理解できた。
「卒業まで時間がないのに
輝紗貴の複雑な想いは先輩が手を引いてあげないと
解決できない。
輝紗貴は焦ってるのに……
病気で苦しんで…そして先輩は輝紗貴を置いて
遠いとこに行こうとしてる…可哀そうだよ。」
輝紗貴の気持ちを考えると涙が出た。


