「光 光ってば……。」
引きずられるように小走りになった私は
思わず名前を呼んだ。
「もう…手離して…。誰かにみられたらヤバいでしょ。」
「いい。」
そういうと立ち止って私を振り返る。
「大丈夫か?」
「え?大丈夫……って…。」
だいじょうばない……
光と輝紗貴のこと知ってしまって……。
「ショックだった…。」
私がポツリと言うと
光は私を抱きしめた。
「え・・・・・。光 ヤバいよ・・・・。」
こんな中庭で……
「雪の山が隠してくれるから……。」
降り積もった雪が壁のようになっていて
たしかに死角にはなるけど…。
「だからアイツはやめとけって…言ったろ。
琴子が傷つくのは見たくなかった。」
光は勘違いしてると思った。
「会わないって約束しただろ?」
怒ってる・・・・。
「それでも会いたかったって…仕方ないよな。」
光の口調が優しくなる。
引きずられるように小走りになった私は
思わず名前を呼んだ。
「もう…手離して…。誰かにみられたらヤバいでしょ。」
「いい。」
そういうと立ち止って私を振り返る。
「大丈夫か?」
「え?大丈夫……って…。」
だいじょうばない……
光と輝紗貴のこと知ってしまって……。
「ショックだった…。」
私がポツリと言うと
光は私を抱きしめた。
「え・・・・・。光 ヤバいよ・・・・。」
こんな中庭で……
「雪の山が隠してくれるから……。」
降り積もった雪が壁のようになっていて
たしかに死角にはなるけど…。
「だからアイツはやめとけって…言ったろ。
琴子が傷つくのは見たくなかった。」
光は勘違いしてると思った。
「会わないって約束しただろ?」
怒ってる・・・・。
「それでも会いたかったって…仕方ないよな。」
光の口調が優しくなる。


