家族☆ごっこ★

病院ではかけつけた先輩の両親と一緒になった。

「迷惑かけた 琴子ちゃん。」

先輩が私を紹介した。

「悪かったね。」先輩の父親が頭をさげる。

「いいえ…。」

「輝紗貴は?」

「まだ時間かかるから 横にさせてもらってる。」

「そっか…まったく困ったやつだな。」

「おばさんに連絡ついたのか?」

「あいつはダメだ。輝紗貴のことよろしくって
軽い口調で…新しい家族のことで頭がいっぱいなんだろ。」

「あの人は…輝紗貴ちゃんを
なんだと思ってるのかしら…。かわいそうに…。」

「自分の妹ながらいやになるな…。
輝紗貴がいなかったら 縁を切りたいところだ。」

輝紗貴は複雑な家庭にいるようだった。

「柴田。」声がして振り向くと
白衣をきたお医者さんが立っていた。

「大島 悪いな。」先輩の父親が駆け寄った。

「姪っ子さ…血液検査の結果もよくないな・・・。
こっちで入院させたほうがいいぞ。」

私は一瞬横にいた先輩を見た。


先輩は色のない顔をして 遠くを見ていた。


この人もこんな表情するんだ・・・・。


輝紗貴はそのまま入院することになった。