家族☆ごっこ★

それから離乳食を食べさせて しばらく遊んで
やっと11時すぎに
信之介はうとうとしはじめた。

「ねよっか・・・。光遅すぎじゃん。
高校生なのに…いいのかな。なんかあったのかな。」

リビングのベットに寝かせる。

目がさえちゃった・・・・。


宿題でもしようか・・・・気になるから
今日はここで寝ようかな。

携帯が鳴った。

ビックリした。
だってやっと信之介が眠ったのに・・・・

慌てて電話をとると 柴田先輩からだった。


「はい。」めっちゃ不機嫌に電話に出る。

「あ すみません・・・・が・・・・。尾坂 琴子 さん?」

「え あ そうですけど。」

小さい声でボソボソ 相手は柴田先輩じゃないようだ・・・・。

「淳くんからの伝言・・・なんだけど・・・・。」

「先輩?何ですか?」
とにかくこんな遅い時間になんだよ・・・・。

「明日 待ってるから……絶対に……来てって……。」

「え?行きません。
伝えてもらえますか?彼女がいるのにそういうい
チャラい男 腹が立つんですけど 迷惑ですって。
だいたい自分でかければいいのに なんでかけてこないの?
そこにいないの?出して!!」

「と…とにかくちゃんと話たいから…明日は来てと…。」

「意味わかんない。何話すの?
別に話すことなんてないんだから…。」

向こうは無言になった。
多分柴田先輩に言われてかけてきたんんだろうこの人が
急に可哀そうになった。