隣の席のオオカミ!【完】

「──休憩所って、ここですか?」

「そう、みたいだな」

会長は何度も現在地を確認するけど、結果は同じらしい。


休憩所は、ピンクの小さなお家みたいなとこみたい。


なんか、怪しいな……。


「ようこそ、スウィート・ホームへ。どうぞ、ごゆっくり」

女性は明るく言い、ピンク色の扉を開けた。


なんか、違和感があるよ……。


とりあえず、中に入った。


「……うわー、中までピンクですね」

「おまけに、フワフワのベッドみたいだな……」

さすが、カップル専用というか。