「せっかく、目の前に獲物がいるんだ。みすみす、見逃すはずがないだろ……?」

私の耳元で、生徒会長は普段よりもっと低い声でささやいた。


「……それにしても、珍しいな。葉山はどうした?」

「……、別行動です。あれから、見かけてないです」

「──なるほどな」

生徒会長は私を抱きかかえた。


「ちょっ……」

「暴れると、ここで犯すぞ」

その言葉を聞いて、私は抵抗する力さえ失ってしまった。


「いい子だな。その調子で頼むぞ」