隣の席のオオカミ!【完】

「そう。明日から、学校行かないって伝えてくださいって」

「え?」

学校行かない?

なんで?


「お母さん、ありがとう」

私は部屋に向かうと、すぐにベッドに横たわった。


葉山君は一体、何を考えてるの?

私、全然、わからないよ。


なんか、イヤなこと、しちゃった?

なかなか、付き合うことにOKしなかったから?


 ──そんな考えが、頭の中をグルグル回る。


なんだか気持ち悪い感じがして、まくらに顔をうずめた。