いや違う。


昨日もいなかった。



完全に避けられてんな俺。





キスなんてすんじゃなかった...。





あいつが...

あんな顔して
俺の名前呼ぶから...。



理性が飛んだってことかよ。




「あ!!祐史!!!」


「……?」


甲高い女の声。



「おっはよーんッ。朝会うの初めてじゃない?」

「……そーだっけ...?」

「そうだよっ!祐史、今日もかっこいい♪」

「......。」


俺の隣で
わちゃわちゃ言ってるのは


宮下留美。



一応彼女。