【完】冷たい彼は幼なじみ





中学に入って

まもなく、



あたしたちは
登下校も別々、


クラスが一緒になっても、
話すことすらなくなった。




あたしは

ずっとこの関係は
崩れないものだと思ってたから、


中学に入ったばっかりの頃、
いきなり祐くんに


『もう話しかけんな』



って言われたときは


言葉にならないほど悲しくなった。








中学3年の頃。


思ったんだ。



高校生になったら
祐くんと昔みたいに
また、話したいって。


だから、

無視し続けられても、
挨拶だけは
入学して2か月経った今でも

言い続けてるの。