【完】冷たい彼は幼なじみ







「嫌いになんて……なれねーって。」


祐くんは

目を細くしてくしゃっと笑った。



トクン…トクン…


だめ。

だめだって。


トクン…トクン…



顔が熱くなる。

祐くんが触れる指から
足の先まで

全部熱いよ。




「妃…」

「えっ…??」

「もう泣くなよ…」




どうしたんだろう、

あたし…。


なんかいますごく…


祐くんに触れたい……。