【完】冷たい彼は幼なじみ





それにこの状態……。


カァァァァ────…。



やっと状況を
頭で理解したあたしの体は

全身、熱を帯びた。



だって……


祐くんのおでこが…
あたしの鎖骨に……。


ドキン…ドキン…ドキン…。


「迷惑…ではないから。」

「へ…??」

「今まで…辛い思いさせて、、悪かった」


祐くんのいい匂い。
昔と変わんない。


昔から、大好きなにおい。


あたしは
大きく首を振った。


それに驚いて
祐くんは頭を上げる。

そのせいで



あたしの鼻と
祐くんの鼻が触れ合う。




トクン………。




大きく脈を打つ。