【完】冷たい彼は幼なじみ






「べつに。暇なだけ。」

「暇…か、そっか…、じっ実はさ、あた、あたしも暇なんだよねぇ。」



噛み噛みだし…

どうしよう、

本当に緊張して
祐くんのほう見れなくて

まだあたしは


机に突っ伏している。



「ゆ、祐くん、留美ちゃん…は?」

「あぁ…先帰らせた。」

「留美ちゃんってさ…すごく可愛いよね…」


ハッ。



なに言ってんのあたし?

無意識に
留美ちゃんのこと…。


「そー?」


そー?って…

自分の彼女でしょうが。

ってツッコみたくても
なんかいまは… 


この空間にいるだけで
うれしすぎて、


精一杯かも………。