俺って相当


嫉妬深いのか?





思わず笑っちまう。





―――――――――けど。


「...なに?」

芹澤が俺の視線に気づいて首をかしげる。


「いーや。なんでもねーよ♪」




―――――――――負けてたまるか。



俺はニカッと笑って
教室に入る。


明日黒染めでもしてくっかなー。


金髪に近い髪の毛を触りながら思い伏せる。




――――――――――渡さない。




妃奈ちゃんは誰にも。譲れない。