胸の奥がざわつく。


気持ち悪い。


なんだよこれ。





本気で...


惚れちまったのかよ……。








――――――――――――――...。




「西島く...」



その瞬間


妃奈ちゃんの目線が

俺から離れた。




彼女の目線を追う。

後ろを向くと
そこには...


「芹澤...。」



……ムカつく。



なんであんな冷たい奴のこと...


なんで俺じゃなくて
あいつのこと見てんだよ...。