【完】冷たい彼は幼なじみ





そっか...

祐くんも四組...。



「妃奈ちゃん?」


いまのあたしには

西島くんの声は
全く届いていなくて、




さっき留美ちゃんに言われたことが

急に頭によぎって


胸がズキズキした。




「妃奈ちゃん、やっぱ祐史のこと好きなんだね」

「......留美ちゃん...?」



祐くんを目で追って
ボーっと突っ立っていたら


今一番聞きたくない留美ちゃんの声。



「好きなんでしょ?」

「好きに決まってるじゃん。」

「え?」



なぜか留美ちゃんは驚く。



「だって...幼馴染なんだもん...。」



あたしは一度も
留美ちゃんの目を見ることが出来なかった。