【完】冷たい彼は幼なじみ







―――留美side




「留美ちゃん、これからはたくさん話そうね!」



目の前で
くしゃっと笑顔になる妃奈ちゃん。


悔しいけど

つられて笑顔になっちゃう。



祐史が惚れるのも...

那月が惚れるのも...

分かる気がするな......。




「その代わり...あたし、前みたいに愛想よくできないよ?」


「いんじゃん、その方が」


ニヤっと口角をあげる律希ちゃん。



「そ?じゃあ遠慮なく。」



いままであたしには
信頼できる友達なんて、いなかった。




この二人だって
最初はただのクラスメイトで


妃奈ちゃんに限っては恋敵だったのに




なんだろ...なんか


信じてもいいやって思えるよ。