【完】冷たい彼は幼なじみ






いまにもその
大きな瞳から涙がこぼれ落ちそうだった。




「話。聞いてくれない?」



あたしと律希が頷くと、


みんなに聞かれたくないからと言って
留美ちゃんはあたしたちを

人通りの少ない廊下に連れ出した。



教室だとなにも聞こえなかった
お昼の放送が、

ここだとよく聞こえる...。




そんなどうでもいいことを考えてるうちに

留美ちゃんは口を開いた。




「あたしはね...惚れっぽいの」



俯きながらだけど


留美ちゃんはゆっくりと
話してくれた。