【完】冷たい彼は幼なじみ







「...え?」




その台詞に驚いた留美ちゃんは

ご飯を食べる手をとめて
あたしを見つめる。



「バカじゃないの。あたしの噂、聞かなかったの?」

「言ったじゃんっ、それは全部嘘...」

「嘘じゃない。」



また。

プールのときと同じだ。



「あのさー留美。」



すると

いままでずっと黙って
あたしたちを見ていた律希が


ため息交じりに話しだした。




「本当の事言わないで得することなんて...一つもないんだからね?」



留美ちゃんが
ゴクンと喉を鳴らす音がした。



「あたしらは分かってるから。言ってみな?全部。」


「―――――――っ...」



その瞬間

留美ちゃんは
持っていた箸を置いて


ぐすんと鼻をすすった。