上田先生の補習を抜け出した
次の日の朝

教室について
周りを見渡す。

なんだかおかしい。



いつもは周りに
女の子たちや男の子たちが
たくさんいた

留美ちゃんの席には


留美ちゃんが一人ぽつんと座っていたから。




「ねぇ…律希、留美ちゃんどうしたのかな?」


ひそひそ声で
先に来ていた律希に話しかける。


「留美はいつもと変わんないんじゃない?ただ…」

「……??」

「周りの奴らが…留美を避けてるだけ」



あの男女構わず
友達の多い留美ちゃんが…?


避けられてる…ってもしかして



前にトイレで話してた子たちの
噂話のことなんじゃ…