それから俺は 徐々に妃を避けるようになった。 実際、 達哉に協力するなんて 俺には無理だったから せめて 妃のことを好きになるのはやめようと思った。 第一 俺が妃に近づくと 妃は嫌な目に遭うんだ。 だったらいっそのこと 妃からも嫌われて 俺も妃のことを忘れて嫌いになればいい。 そう思ったから俺は あんなことを言った。 「もう話しかけんな。」 学校に行く前のことだった。 俺は玄関から いつも通り「祐くんっおはよっ」 と元気よく出てくる妃に そう言い放った。