どうして祐くんが居酒屋で働いてるんだろう...。 「祐史!厨房頼む!」 お店の奥から 大将らしき人の声が聞こえる。 「あ、はい今行きます。ってことだから、じゃあな」 「えっちょ、祐くん?!」 あっけなく祐くんは あたしの前から姿を消してしまった。 夏休みだから バイトするのは...普通なのかな。 ―――――――――――...。 その日を境に あたしは祐くんしばらく 会うこともなく 暑い夏休みを過ごした。