ふぅー...。
蒸し暑い空気の中で
深呼吸をする。
それだけで汗が噴き出してきそう。
足首まであるロングスカートのほこりを払って
あたしはファミレスの中に入った。
さっき着いたって連絡があったから
もう中に那月くんがいるんだよね。
入口の扉が開くと
愉快な機械音が聞こえてきて
それに反応して店員さんがやってくる。
「いらっしゃいませ」
「あ、あのたぶん中に...」
「妃奈っ!」
するとレジからそう離れていないところに
那月くんは座っていて、
あたしに手を挙げて迎えてくれた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…