こうして


あっという間に時は過ぎ、



終業式を終えて

夏休みも何日か過ぎて
真夏日を迎えた。



その日はちょうど
プールに行くと約束した日だった。



終業式以来
祐くんとも律希とも会っていなかったから

なんだかわくわくする。




「水着オッケー...タオルオッケー...よしっ!」




身支度を終えて
家を出て駅まで向かう。


祐くんと一緒に行ってもよかったけど


今日気持ちを伝えるとなると
なんだかくすぐったくなって

待つのはやめた。





もう...ダメでもなんでもいい。




伝えたい、この気持ち。