【完】冷たい彼は幼なじみ








「あたしなんてスタイルよくないし、

可愛くないし...こんな可愛い水着
似合うわけないですよ......」



恥ずかしすぎて声が震える。



すると律希は
あたしの肩を支えて言った。



「もう......妃奈は可愛いよ?

周りの視線気付かない?それに、
妃奈のこと好きだって言ってくれる人もいるんでしょ?

あんたはね、
色々抱え過ぎて溜め込むタイプだし


我慢しすぎちゃうからいけないの。


ネガティブになりすぎなの。



あたしだっているんだから。

もっと自分に、自信持ちなさい。」





律希はすごい。


あたしの心の中で絡まっていたひもを
スルっと簡単にほどいていく。




「うん...」




あたしが頷くと律希は笑った。