【完】冷たい彼は幼なじみ








電車を降りると

そこは、

テレビにもよく出てくる
騒がしい繁華街だった。



「さ。こっちこっちー」



慣れ親しんだ足取りで
あたしを大きなショッピングセンターに連れ込んだ。




「おお...。」

「妃奈、ここ来たことない?」

「たぶん...ないと思う。」


こんな広くて大きなショッピングセンター...。



なんだかすごくわくわくする。




「とりあえず。お昼食べようか」


「うんっ!」




あたしは律希についていって
オシャレなカフェに入った。


すると感じのいい店員さんが


席まで案内してくれて、
あたしたちは促されるまま、席に着いた。