適当に返事をして、俺も教室に入る。 鞄だけ自分の席において 扉付近にいる留美のもとへ戻る。 立ったまま俺たちは話すことにした。 「で。話ってなーに?」 「......留美。俺は...妃が好きだ」 もっと回りくどく言ってもよかった。 だけど、留美には しっかり伝えておきたかった。 「...知ってるよ?」 「...。」 まぁ...ばれてるとは思ってたけど。 「だから留美。お前とはもう...」 「あたし、別れないよ?」 俺の言葉を遮った留美の言葉は 意地悪く、だけど真剣なものだった。